再生機を買う人と作成機を買う人
世の中には再生機にお金をかける人と、作成機にお金をかける人が居ます。
両方にお金を掛けるのがベストかもしれませんが、お金が有限である以上、これは必然的に偏ります。
前半に書いている誰かが作ったものに趣きをおく人(あるいは、コンテンツを利用することしか考えない人)と、自ら何かを作ろうとする人の対比はよく分かります。
自分も後者の作成機の方でありたいと常に思いますね。
乱暴にまとめてしまうと、再生機に作成機よりお金をかけるというのは、いわば投資信託を買うのに似ています。
自分自身が作り出すコンテンツよりも、他の誰かが作るコンテンツの方に価値があるという暗黙の前提がそこにはあります。
投資信託は、金融知識のない、時間がないサラリーマンや主婦が資産を運用するには適していると思いますが、手持ちの資産を最大限に活用しなければならないベンチャー企業、それも零細企業が手を出すのはなにか違う気がします*1。
ちなみに後日聞いたところ、リック氏が買った投資信託は購入時より20%目減りしていたそうです。
しかし、投資信託のくだりは、自分の得意分野の作成機に集中したいから、誰かにおまかせしているのであって、全てが全て自分でやる必要はないと思います。